24年8月6日、日経平均株価は3217円高の3万4675円となり、上昇幅は過去最大になりました。
これまでで最大だった1990年10月の2676円を上回っています。
前日記録した過去最大の下落幅（4451円）から一転しての大幅上昇で、乱高下に心が揺さぶられる日々ですね・・・。
なぜ、過去最大の上げ幅を記録？
企業業績の見合いで、さすがに株安が行き過ぎている「パニック安」と判断した投資家が買い直しているためだと思われます。
8月2日から下げ続けていた株価ですが、売りが売りを呼ぶ展開だったので、いったん冷静になった感じでしょうか。
日経平均を構成する銘柄のうち、上昇率が10％以上となった銘柄も多く、ホンダなどは15％以上の急上昇だったようです。
とはいえ、8月に入っての下落幅を巻き返すほどの上げ幅にはなっておらず、含み損を抱える人や損切をしようと考えている人は多いことでしょう。
今後は？
正直、ここまで日経平均株価が乱高下するジェットコースター状態だと、このまま上がっていくのか、また下がるのか予想がつきません。
しかし、一定の見直し買いがされたと見るのであれば、アメリカ経済の情勢次第で大きく株価が動くと思いますけど、ここから急激に上がることはない気もしますね。
実体経済としては別になにも変わっていませんし、株価急落で傷んだ投資家心理も回復しているわけではないですからね。
日本に関していえば、厚生労働省が発表した毎月勤労統計調査によると、実質賃金は前年同月より1.1%増えているようです。
夏の賞与を払う企業が増えたとのことですが、増えた賃金が消費に回るかどうかは不透明です。
総務省が発表した6月の家計調査によると、2人以上世帯の実質の消費支出は前年同月比で1.4％減少しているそうです。
物価上昇に伴う節約志向が続いていそうですね、当然ですけど。
消費に回らないと企業の業績も上がりにくく、株価を底上げする動きを日本から起こすには時間もかかりそうなので、やはりアメリカ経済の情勢に引っ張られる気がします。
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長い目で見れば、今回の乱高下を踏まえても右肩上がりで成長していくとは思うので、損切をせずに耐える！
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