【生産性の定義】市場価値を高めるうえで目指すは「質的な生産性」の向上

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これからは年功序列ではなく、ジョブ雇用や成果主義といったビジネスパーソンが提供する価値に基づいて評価や年収が決まる時代です。

日本社会全体が成果主義という評価に変わるなかで、従来より成果主義という価値基準が採用されていたコンサルティング業界。

今回はそのようなコンサルティング業界に勤めるコンサルタントとして「年収を上げるための生産性」について考えてきた内容をご紹介します。

目次

単に生産性だけを追い求めても年収は上がらない

生産性定義

ビジネスパーソンが年収を高める休日を過ごすうえで大事な考え方に「生産性」があります。

今回は「提供価値÷労力(投入時間や体力など)」で生産性を表すことができるとします。

生産性という字面だけでは、「必要最低限の作業を、論理的に、合理的に、効率的に」という少し冷たい印象を持つでしょう。

しかし、提供価値が何かという点は仕事によって変わるため、必ずしも冷たいものではありません。

以下をご覧ください。

・芸人であれば、どんな笑顔を生み出したか
・料理人であれば、どんな美味しい料理を提供したか
・マジシャンであれば、どんなサプライズを披露したか

コンサルティング業界というサバサバした世界でなくとも通用する考えだということがわかりますね。

このような価値をどうやって提供するのか、が大事な考えになります。

ここで「年収を上げるための生産性」という言葉の定義を考えてみてほしいのです。

確かに作業を効率的に行うことで、労力が下がれば生産性は上がります。

しかし、それで年収は上がるでしょうか?

残業ばかりしていた社員が同じ仕事を定時で終えられるようになった。

これは確かに成長であり、生産性の向上です。

ただ、やっている仕事は変わらない。

残業が減って余暇は増えたかもしれません。

ただ、このまま何年も過ごしていては、提供価値を変えることはできずに年収を上げることはできません。

年収を上げる生産性の定義

生産性向上の分類

年収を上げるために目指すべきは「質的な生産性の向上」です。

生産性には大きく2つの種類があります。

・量的生産性の向上
・質的生産性の向上

さきほどの例は、「提供価値の量・質はそのままで、労力を減らす」という意味で、生産性の向上です。

ただ、年収を上げることには繋がりにくいでしょう。

その理由は、社会に与える影響という意味で変化がないからです。

年収を上げるには提供価値の量か質、どちらかを増やす(高める)必要があります。

生産性という言葉だけから労力を削減しただけでは、提供価値の量も質も変わらず、社会からの評価は変わりません。

では、提供価値の量か質のいずれかを向上させることが道をとして描かれるわけですが、歩むべきは質を高める道だと考えます。

理由は単純で、量の世界には限界が見えやすいからです。

提供価値の量を増やすためには、単純に考えれば労働時間を増やすことで実現できるでしょう。

しかし、人生の時間は有限です。

そして量の世界で戦うには体力が必要なことが多いです。

年齢と共に、量の世界で戦い続けることは難しくなっていきます。

一方で、質の世界であれば、可能性はほぼ無限大です。

読書・学習やセミナー参加などの自己研鑽によって、新しいアイデアや誰も思いつかなかった仕事の改善方法を思いついて企画提案をすれば、その価値はあなただけだ生み出したオリジナル。

更に言えば、質の世界で図られる価値は(短期的には)定量的に測定することも難しく、誰かに認めれば、あなた自身の評価も高まっていくものです。

得られる喜びも量の世界で得られるそれと比になりません。

あなたは、どのような生産性向上の道を歩みますか?

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