「 マーケティング検定3級 について概要を知りたい」
「これまで感覚でマーケティング業務に携わってきたけど、理論もしっかり学んで自分の壁を突破したい」
「なんかビジネスに役立つ資格が取りたい」
こんなことを思っている方に、内閣府認定の「マーケティング検定3級」をオススメしたいと思います!
早速ですがマーケティング検定の公式パンフレットに記載してあった例題を掲載するので、マーケティング検定3級の難易度を掴むためにも挑戦してみてください!
さぁ、いかがでしょう。
難易度は掴めたでしょうか?
答えは本ブログの最後に掲載するので、ぜひ最後まで読んでいただければと思います。
ちなみに筆者「きつね」は2022年2月中旬に受験してきたのですが、結果は合格でした。
受験を決めた背景と勉強~合格までの経験を踏まえつつ、今回の記事では以下のことを中心にお伝えしたいと思います!
マーケティング検定3級の紹介記事まとめ
- そもそも「マーケティング検定とは?」という概要
- 日本マーケティング協会主催のマーケティング理論を体系的に学ぶための内閣府認定試験
- 試験を受けて感じた本当の(体感)難易度と勉強時間・参考書
- 難易度は簡単・勉強時間は20時間くらい・参考書は公式の問題集のみ
- 学んだ知識が実務に役立つのかという感想
- マーケティングは「理論と実践の両輪」が重要という前提においては役に立つ
マーケティング検定3級の合格を目指すあなたは、マーケターやデジタルマーケティング専門家としてのキャリアパスを突き進みたいと思っているのだと思います。
マーケターやデジタルマーケティング専門家として、キャリアを積み重ねること・年収を高めることを叶えるために専門性の高い転職エージェントのマスメディアンに相談をして、転職を検討してみてはいかがでしょうか?
筆者「きつね」はコンサルティング業界で働いていますが、Webサイトの導線改善やプロモーション施策を検討するプロジェクトなど経験してきました。
マーケティング関連のプロジェクトをしていくうえで、マーケティング検定3級の知識はとても役立ちましたし、コンサルタントとしてマーケティングの基礎をしっかりと体系的に学んでいる人は意外に少ないものです。
マーケティング検定3級の知識を活かして、マーケティング特化ポジションへの転職を検討している方は、マスメディアンに転職相談することをオススメします!
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マーケティング検定3級 試験概要
まずは「マーケティング検定ってなんだ?」ということをご説明したいと思います。
マーケティング検定を調べていると “内閣府認定” という表現に出会うと思うのですが、「国家資格なの?」といった素朴な疑問にも答えます!
マーケティング検定3級 | 試験範囲
1 | 基本概念 |
---|---|
2 | 市場環境 |
3 | 戦略的マーケティング |
4 | マーケティング・リサーチ |
5 | 消費者行動 |
6 | 製品戦略 |
7 | 価格戦略 |
8 | コミュニケーション戦略 |
9 | チャネル戦略 |
10 | サービス・マーケティング |
まずは一番気になるマーケティング検定3級の試験範囲です。
1~3まではマーケティングというよりも経営戦略に関する基礎知識という内容です。
PESTや3Cなどの経営戦略フレームワークに関する知識を問う問題でした。
4は「記述的リサーチ」や「因果的リサーチ」といったリサーチの基本的な考え方や調査プロセスの設計についてが扱われています。
5の消費者行動は、意思決定プロセスや認知モデルに関する試験範囲です。
心理学や行動経済学の内容が多く含まれていると感じました。
6の製品戦略~9のチャネル戦略を通じて、いわゆる「マーケティングの4P」について扱われています。
新しい商品を企画して、どのような価格で市場に投入するか、顧客とのコミュニケーションをどのようなメディアを通して行うか、そしてメーカーから消費者までどのような流通チャネルを通して届けるか。
個人的には、小売や流通の業界に触れたことがなかったので勉強になりました。
最後のサービス・マーケティングは、サービス業に関するマーケティング知識を問う部分です。
モノ売りではなく、コト売りというサービス業特有の観点を理解するが中心的に問われています。
このような試験範囲を踏まえて「マーケティングについて体系的にちゃんと勉強したいなー」と思っていた自分に最適だと思い受験を決めました。
CBT方式という会場と日時を指定できる方式だったことも受験を決めた大きな要素です。
年に1回や2回しかない試験だと、仕事やプライベートの忙しさ次第では勉強時間が確保できないこともありますからね。
マーケティング検定3級 | 費用・日程・受験方式など
資格試験名 | マーケティング検定3級 |
主催者 | 公益社団法人日本マーケティング協会 |
実施方式 | CBT(Computer Based Testing)方式試験 |
受験会場 | 全国約280会場(2021年3月現在) |
出題形式 | 多肢選択式 |
問題数 | 30問 |
試験時間 | 60分 |
合格基準 | 70%以上 |
受験資格 | 制限なし |
受験日時 | 随時開催 ※受験者の都合に合わせ、CBT試験の会場の空き状況を確認して日時設定 |
受験料 | 一般:6,600円(税込) 日本マーケティング協会会員社(個人・団体共に1名につき):5,500円(税込) 学生(個人・団体共に1名につき):5,500円(税込) ※2022年2月現在 |
マーケティング検定3級にフォーカスして概要をまとめました。
さきほどご紹介した10の領域から、30問がバランス良く出題されます。
試験を受けた感覚でも各領域から3問程度だったように感じました。
合格するためには総合70%以上の正答率(全30問出題なので、21問以上の正解)が必要です。
“内閣府認定” という言葉に意味はない!民間資格でしかない点に注意
あなたも気になっているであろう “内閣府認定” という言葉・・・。
“内閣府認定” という表記ですが、公益社団法人や特定非営利活動法人(NPO)が “内閣府に認定されている”という以上の意味はないと思います。
「マーケティング検定」は国家資格ではない、民間資格です。
少しでも国家資格っぽく表現して資格の箔を付けるようなものでしかないです。
これもマーケティング技法の一種ですかね。
単なる民間資格ではありますが、資格勉強を通して知識を学ぶということが本質的な価値です。
そういう意味では内閣府が認定している公益社団法人(公的な利益を目的に事業を行う法人)が主催する資格なので、「どこかの企業に寄った資格ではない汎用的な知識が身に付けた」という証明にはなるかもしれませんね。
マーケティング検定の採用企業
近年は新入社員教育に「マーケティング検定」を導入をしている企業も増えています。
公式サイトに記載のあった企業だけでも以下の5企業が挙げられています。
広告代理店大手である博報堂で採用されているのは驚きました!
マーケティング検定を社員教育に採用している企業例
- 株式会社東急エージェンシー
- 第一三共ヘルスケア株式会社
- NECソリューションイノベータ株式会社
- 株式会社博報堂
- 株式会社インテージ
マーケティング検定3級 難易度は「易しい」!
あくまで個人的な体感ではありますが、マーケティング検定3級は「易しい」と思います。
コンサルタントという仕事柄、経営戦略やマーケティングに関する勉強は常日頃行っていたということもあると思います。
本当にマーケティング初学者の方には、独特の用語がたくさん出てくるので少し難しく感じるかもしれませんね。
少しだけですが統計に関する問題も出題されます。
が、難しい数式を解くようなことはなく「統計解析手法とその目的」に対する理解度が問われるだけなので、文系の方も充分合格できる難易度だと思います。
マーケティング検定3級 合格までの勉強時間は20時間!
前述の通り、筆者「きつね」は仕事や自己研鑽という中でマーケティングについて勉強をしていたということもあるのが前提となります。
そのうえで、20時間ほど勉強してマーケティング検定3級に合格することができました。
「製品戦略」と「チャネル戦略」は卸業や小売業のコンサルティングに触れたことがなかったので、この領域は難しく感じました。
マーケティング検定3級 合格に使った唯一の参考書は?
『マーケティング検定3級試験 公式問題集&解説』を解くだけで合格できました。
2021年度版の内容ですが、収録されている問題数は76問でした。
筆者「きつね」が実施した勉強方法をステップ化したので参考になれば嬉しいです!
自分の現状を把握して苦手分野を明らかにするため、まずは解いてみましょう!
不正解だった問題の解説を読み、知識をアップデートしましょう!
解説だけではわからない内容はネットで検索すれば分かりやすい図解説明などもありますよ。
知識を補充したら、1周目で不正解だった問題を再度解きましょう。
1周目でしっかりと復習していれば、正答率は上がっているはずですが、全体的に90%以上正答できるまで繰り返しましょう!
公式問題集で出題形式になれて、ネットも駆使して勉強をすれば合格は難しくありません。
本番の試験では表現や言い回しを変えて判断を迷わせる問題があったのですが、基礎を理解して冷静に考えれば正解を導き出せるはずです。
公式問題集で扱われていない問題も試験では出題されていましたが、「70%以上で合格」ということを忘れず、落ち着いて全体的に正解を取りに行く姿勢が大事です!!
公式の参考書として『ベーシック・マーケティング』もありますが、筆者「きつね」は購入せずに合格できました。
他の方の合格体験談を拝見しても、必須ではないという意見が多いです。
マーケティング検定の合格を超えて、より深くマーケティングについて理解したいという方は購入を検討されても良いかもしれませんね!
マーケティング検定3級は最適の入門資格
「マーケティング検定3級」についてご紹介してきました!
実際に勉強をして合格をすることができたのですが、マーケティング初学者には最適な入門資格だと感じました。
自分の属する業種業態や商材に関するマーケティング知識は日頃の仕事で身に付いていても、体系的な知識を勉強する機会って意外とないですからね。
CBT方式という手軽に受けられる受験方式なので、体系的なマーケティング基礎知識の実力を測れる試験として就職を控える学生やマーケティング職への転職を考える社会人にオススメです!
マーケティングに興味のある方は『 世界のエリートが学んでいるMBAマーケティング必読書50冊を1冊にまとめてみた 』もオススメです!
以下の記事で紹介しているので、ぜひ覗いてみてください!
マーケティング検定検定3級に合格したコンサルタントのキャリアパス
マーケティング検定3級に合格したあと、あなたはどのようなキャリア設計していますか?
あなたもマーケティング人材としての活躍を夢見ているのではないでしょうか?
筆者「きつね」が所属するコンサルティング業界でもデザインファームを買収したり、クリエイティブ人材を採用する動きが盛んになっています。
Webシステムの開発から始まった筆者「きつね」のコンサルタントとしてのキャリア。
ITコンサルタントとして一人前になろうとIT資格取得や業務改善の知識習得、PMBOKといったプロジェクトマネジメントの勉強を重ねてきました。
自分のカバー範囲を広げていくとファーム内やクライアントからも評価され、事業構想やプロモーション施策検討といったプロジェクトに関与できる機会も増えていったのです。
あなたのキャリアはまだまだ広がります。
マーケティング関連の職への転職を目指すなら、マスメディアンに相談することをオススメします。
なぜマスメディアンがオススメできるかは記事にまとめているので見てほしいです!
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最後に、ブログの冒頭で掲載したマーケティング検定3級の例題の解答と解説になります!
わかりましたかね?
難しいと思われた方は、ぜひマーケティング検定3級の合格を目指して勉強をしてみてください!
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