あなたがコンサルタントとして活躍するため、絶対に読むべき1冊『 コンサル一年目が学ぶこと 』をご紹介します。
普遍的な仕事力を身につけて、周囲の評価をひっくり返したくありませんか?
バリバリ仕事をこなして、出世やキャリアアップをしたいですよね?
コンサルタントとして活躍する仕事の基礎が詰め込まれた本『コンサル一年目が学ぶこと』はビジネスパーソン誰しもが読むべき本だと思います。
特に、コンサルタントに就職・転職したばかりの方、コンサルタントへの転職を考えている方は読んでおかないと後悔します。
どの業界にも必読本やバイブルと位置付けられる本はあると思いますが、コンサル業界では『コンサル一年目が学ぶこと』が必読本の1冊になるでしょう。
筆者「きつね」もコンサルタント1年目のときにデスクに置いて、繰り返し読んだ記憶があります。
大変お世話になった本ですので、本の良さがしっかり伝わるように要約したいと思います。
『コンサル一年目が学ぶこと』オススメ読者
- 就職・転職したての新人コンサル
- はじめて部下を持つ中間管理職一年目
- 30代になったけどもっと活躍したいビジネスパーソン
ここで質問です。
「出世をして年収を上げたい・キャリアアップをしたい!」
「仕事のできるビジネスパーソンになって、周囲の評判をひっくり返したい!」
「ビジネス力を高めて、収入上げて、投資で不労所得を得たい!」
筆者「きつね」と同じく、あなたもそう考えたことはありませんか?
書籍から知識を得ることであなたの目的達成に近づきます。
ですが、本を購入すると費用もかかりますし、保管場所も負担になりますよね・・・。
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『 コンサル一年目が学ぶこと 』概要と目次
まずは目次も含めた書籍の基本的な情報からご紹介です。
読みやすく、理解しやすい図解版やコミック版もあるので、お好みに合わせて手に取っていただければと思います。
『 コンサル一年目が学ぶこと 』のオススメ理由
コンサル業界に入ったばかりの頃、筆者「きつね」も先輩のマネージャーにオススメされました。
もちろん、自分が先輩コンサルタントの立場になったとき、就職・転職したばかりの新人コンサルタントにオススメする本としてもずっと紹介している1冊です。
この本は、コンサルが実践しながら身に付けていくような普遍的なスキル・生産性向上の秘訣が凝縮されています。
現役で活躍している外資系コンサルティングファーム出身者の方に話を聞いて、仕事ができる人の共通点をまとめたのが本書です。
外資系コンサルティングファームの最上位職を務める人、ベンチャー企業を立ち上げた起業家、大学の講師を務める人、独立コンサルタントとして活躍している人など、多くの人の経験が詰まっています。
仕事ができる人の共通項が、我々のような一般人に役立たないわけがありません!
おすすめポイント
「コミュニケーション術」「思考術」「デスクワーク術」「マインド形成」という4つのカテゴリで、コンサルタントとして普遍的に役立つスキルを身に付けられる。
数字やファクト、ロジックを駆使することで、たとえコンサル一年目でもクライアントと渡り合うことができることを知れる。
仕事を進めるうえで、ゴールや期待値を把握すること、つまり背景や目的、具体的な成果イメージ、クオリティ、優先順位・緊急度などを把握することが非常に重要であることを理解できる。
『 コンサル一年目が学ぶこと 』の章立て
では、本書の目次を見てみましょう。
- 第1章 コンサル流話す技術
- 結論から話す
- Talk Straight 端的に話す
- 数字というロジックで語る
- 感情より論理を優先させる
- 相手に理解してもらえるように話す
- 相手のフォーマットに合わせる
- 相手の期待値を把握する
- 上司の期待値を超える
- 第2章 コンサル流思考術
- 「考え方を考える」という考え方
- ロジックツリーを使いこなす
- 雲雨傘
- 提案の基本
- 仮説思考
- 常に自分の意見をもって情報にあたる
- 本質を追及する思考
- 第3章 コンサル流デスクワーク術
- 文書作成の基本、議事録書きをマスターする
- 最強パワポ資料作成術
- エクセル、パワーポイントは、作成スピードが勝負
- 最終成果物から逆算して、作業プランをつくる
- コンサル流検索式読書術
- 仕事の速さを2倍速3倍速にする重点思考
- プロジェクト管理ツール、課題管理表
- 第4章 プロフェッショナル・ビジネスマインド
- ヴァリューを出す
- 喋らないなら会議に出るな
- 「時間はお金」と認識する
- スピードと質を両立する
- コミットメント力を学ぶ
- 師匠を見つける
- フォロワーシップを発揮する
- プロフェッショナルのチームワーク
筆者「きつね」はコンサルティングファームからコンサルティングファームの転職(いわゆるファームToファーム転職)を2回しています。
どこのファームでも新人コンサル研修や中途入向けのコンサルタント基礎研修といった内容で触れられる内容は、この本の内容に通じている気がします。
『 コンサル一年目が学ぶこと 』著者紹介
本書を書いた方は、大手外資系コンサルのアクセンチュアの前身であるアンダーセンコンサルティングに勤めていらした大石 哲之さんです。
著者
- 大石 哲之(1975年東京生まれ・慶應義塾大学環境情報学部卒)
- 現アクセンチュア戦略グループのコンサルタント
⇒株式会社ジョブウェブを起業、取締役副社長
⇒個人コンサルタントとして独立
⇒株式会社ティンバーラインパートナーズを設立
大石さんは「コンサル面接対策本」のまとめ記事でもご紹介している『過去問で鍛える地頭力』(東洋経済新報社)や『3分でわかる ロジカル・シンキングの基本』(日本実業出版社)という本も出版されています。
大石さん自身のコンサル経験も相まって、コンサル業界に限らずビジネスパーソンとして普遍的に役立つポータブルスキルが凝縮された1冊に仕上がっています。
『 コンサル一年目が学ぶこと 』要約・まとめ
この本の詳細をお伝えするのと併せて、私が読後に実践して得た成果をご紹介します。
本の構成ですが、目次の通りで以下の4章構成になっています。
章構成
- 第1章:コンサル流話す技術
- 第2章:コンサル流思考術
- 第3章:コンサル流デスクワーク術
- 第4章:プロフェッショナル・マインド
それぞれの章で記載されていることを簡易的に整理していきます。
第1章:コンサル流話す技術
- 第1章 コンサル流話す技術
- 結論から話す
- Talk Straight 端的に話す
- 数字というロジックで語る
- 感情より論理を優先させる
- 相手に理解してもらえるように話す
- 相手のフォーマットに合わせる
- 相手の期待値を把握する
- 上司の期待値を超える
【第1章:コンサル流話す技術】概要
- 無駄な時間を使わない為に、結論から、PREPの型に即した言動をとる
- 世界共通言語である数字とロジック(論理)で話す
- 相手の期待値を意識しながら相手のフォーマット(相手の世界の言葉)で話す
コンサルタントという職業はクライアントから信頼感を抱いてもらえるように、話す技術を学ぶことは非常に重要です。
あくまで社外の人間であるコンサルタントと接する機会は、もしかしたら会議やプレゼンテーションの場しかないプロジェクトかもしれません。
そんなときに自信がない話し方だったり、支離滅裂でロジカルでないプレゼンやファシリテーションをされては「こんなコンサルタントに任せて大丈夫かな・・・。」と不安にさせてしまいます。
この章ではクライアントに信頼を得るためのコミュニケーション術をしっかりと学びましょう。
結論から話す
“結論ファーストのPREP構成” を理解しましょう。
まずは「PREPの型に沿って、結論からの逆算で動くこと」が最初に説明されています。
「PREPって何?」と思った方もいらっしゃいますかね。
詳細はPREPに関する記事で紹介をしていますが、PREPというのは「P:Point(結論)⇒R:Reason(理由)⇒E:Example(例)⇒P:Point(結論 ※冒頭とは異なる表現で)の順番で話したり資料を作るとわかりやすいですよー」という構成についての考え方になります。
時間は大切な資源ですので、結論を先に伝えることで会話や会議が終われば時間の節約になります。
必要であれば理由や具体例も添えるくらいで良いのです。
さらに言えば、前置きや前提をたくさん言った後に結論を言われても「いや、前置きや前提忘れちゃったよ。もう一回説明を。」となるのを防ぐ効果もあります。
先に結論を言うことで、「理解の枠組み」を作ってあげるのです。
要は「私の結論は○○ですよー。これから話すのは、全部結論に至る理由だったりしますかねー。」ということを暗に示す効果が期待できます。
異文化コミュニケーションをするうえでも、結論を最初にも持ってくるという考え方は円滑なコミュニケーションをするために重要な思考となります。
日本語と違って、英語は結論ファーストの文法になっているということはご存知の方も多いでしょう。
少なくともそれほど流暢に英語を話せない筆者「きつね」のような人間が、英語で話すときや書くときは、結論ファーストの方がコミュニケーションをしやすいのです。
相手も結論がわかれば、拙い英語で何を言いたいか察してくださいます。
Talk Straight 端的に話す
Talk Straight(トーク・ストレート)で回りくどい表現は避ける。
これは苦手な日本人多いんじゃないでしょうか・・・。
「そもそもTalk Straightとは?」ということで、書籍における定義を引用しようと思います。
Talk Straight = 駆け引き抜きに、素直に、簡潔に、端的に話す
コンサル一年目が学ぶこと, p22
この考えを至る状況で貫けるかが肝になります。
例えば、ミスをして上司に質問を受けている状況を想像してください。
このような状況でも、変な言い訳をせずに上司からの質問に端的に答えることができるか・・・。
駆け引き抜きにと言っても、自分を守りたくなるのが普通の心理です。
クライアントに言いにくいことも、クライアントにとって本当にプラスとなるなら伝えることができるか。
コンサルタントとして本質的な支援ができるかの分岐点が “Talk Straight” には詰まっています。
第2章:コンサル流思考術
- 第2章 コンサル流思考術
- 「考え方を考える」という考え方
- ロジックツリーを使いこなす
- 雲雨傘
- 提案の基本
- 仮説思考
- 常に自分の意見をもって情報にあたる
- 本質を追及する思考
コンサルタントは「課題解決について考えることが仕事」です。
直面する課題に過去と全く同じものは存在しないため、課題を特定したり、解決策を導き出す思考力がコンサルタントとしてのパフォーマンスに直結します。
第2章は、コンサル力の根幹になる思考力について学ぶ章になっています。
“どのように問題解決を行うかの考え方” を考えることに始まり、ロジックツリーや空雨傘、仮説思考などのコンサルタント習得必須の思考ツールが詰め込まれています。
概要
- ロジックツリー等を用いて、作業等の全体感を考える
- 「雲雨傘」思考:「事実」⇒「解釈」⇒「行動」を明確に区別して考える
- 仮説思考:現在、自分の手元にある情報で「仮の答え」を考える
特に「空雨傘」思考は重要です。
観察できる事実から、どのようなことが想像できるのかを仮説立てて解釈して、ネクストアクションを定めるということはビジネスパーソンの基本的な所作になります。
仕事の多くは、単純作業では済みません。
手元にある情報を組み合わせて解釈をして、適切な行動を選択することができるビジネスパーソンは、どのような場面でも活躍できるでしょう。
仮説思考については、元コンサルの方が書いた『仮説思考』という本に詳しく書かれています。
『仮説思考』を紹介した記事もあるので、ぜひご覧ください。
第3章:コンサル流デスクワーク術
- 第3章 コンサル流デスクワーク術
- 文書作成の基本、議事録書きをマスターする
- 最強パワポ資料作成術
- エクセル、パワーポイントは、作成スピードが勝負
- 最終成果物から逆算して、作業プランをつくる
- コンサル流検索式読書術
- 仕事の速さを2倍速3倍速にする重点思考
- プロジェクト管理ツール、課題管理表
生産性は非常に大事です。
優秀なコンサルタントであればあるほど、生産性を重視しているように思います。
高額なコンサルフィーをいただきながらも、「時間」という人類に平等なリソースがある中で成果を出さなければなりません。
必然的に生産性を高めるデスクワーク術を求めるようになります。
「思考に時間を費やせるように、作業の時間を如何に減らすか」という考えを持ち続けることがコツです。
小さな時間削減の積み重ねが、考える時間をもたらし、成果物の品質を上げるという好循環をもたらします。
概要
- 議事録作成は、全ての文書作成の基礎として作成する
- 短時間で後戻りなく資料を作成する為、最終成果物イメージ(空パック)を作業前に作り、ショートカットキー等を駆使する
- 読書は物語としてではなく、検索するように、問題意識に関連する事項を読み取る(重要な事項の判断をして取捨選択する)
筆者「きつね」が日頃のコンサルワークで使うショートカットキーを一覧にしてまとめた記事も参考になると思います!
第4章:プロフェッショナル・マインド
- 第4章 プロフェッショナル・ビジネスマインド
- ヴァリューを出す
- 喋らないなら会議に出るな
- 「時間はお金」と認識する
- スピードと質を両立する
- コミットメント力を学ぶ
- 師匠を見つける
- フォロワーシップを発揮する
- プロフェッショナルのチームワーク
最後の第4章では、マインドセットのお話です。
「会社から与えられた仕事をこなすことで給料を与えられている」というのはプロのコンサルタントとしてはNGです。
「自らの専門性を活かしクライアントの課題を解決する対価として、給料の原資となるコンサルフィーをいただいている」という意識を持ちましょう。
ときにはチームで成果を上げることも重要です。
1人の人間ができることなんて限られています。
チーム全体をマネジメントしつつ、自分の得意な部分で圧倒的な成果を出し、自分が苦手とする分野はメンバーの力を頼ってでもプロジェクトをやり切るマインドを胸に仕事と向き合いましょう!
概要
- 自分がいることで会社には、常にコストが発生していることを意識してバリュー(価値)を出し続ける
- 自分で仕事を選んだことを意識し、人の手を借りてでも仕事をやり遂げる(コミットする)
- メンターを見つける・リーダーになる・フォロワーになる等の人との関わりを大事にしてチームワークを発揮する
コンサル一年目が学ぶこと |オススメの実践項目
書いてあることは基本的なことではあるのですが、新人にとっては目から鱗で、中堅にとっても「確かに大事だな。」ということが体系的に記されていると思います。
中堅社員の生産性向上にも一役買うというのはご理解頂けたかと思います。
ただ、ロジックツリーや仮説思考等の思考法には慣れが必要な部分も多いです。
慣れるまでは逆に時間が掛かってしまうこともあるかもしれません。
なので、私は以下の順番で実施していくことをオススメします。
マインド(第4章)・テクニック(第3章)で業務スピードを上げる
⇒ 捻出した時間で、品質を上げる為の思考法(第2章)や会話術(第1章)をマスターする
生産性向上は何事にも代えがたい「時間の創出」に繋がります。
その時間をどう使うか次第で、あなたの人生は変わっていきます。
是非ともご一読し、実践してみてください。
以上、『コンサル一年目が学ぶこと』の要約記事でした!
『コンサル一年目が学ぶこと』と同じようなコンサル業界出身者が書いたコンサル○年目系の本や仕事術の本をまとめた記事もご覧ください!
あなたがコンサルタント転職やキャリアアップを目指すなら
今回ご紹介した『コンサル一年目が学ぶこと』はコンサル業界で働くか否かに関わらず、ビジネスパーソンとして必要な考え方や所作というものがまとまっている良書だと思います。
コンサルタントとしてキャリアアップを目指すなら絶対に読んでおくべき必読本を手に、日々の業務で成果を出して20代で年収1,000万円を目指していきましょう!
ですが、せっかくの良書を読んで得た知識も活かせる環境や職場がなければ意味がありません。
「コンサルタントとして、バリバリ活躍してやる!!」
そんな意気込みを持ちながらも、想像と違う環境で働いている方もいらっしゃることでしょう・・・。
「労働環境が自分に合わない」といったことで活躍できないのは非常にもったいないことです。
あなたの働く環境が、あなたに適していないとビジネスパーソンとしての才能を開花させることが難しくなります。
コンサルタントとして働いているのであれば、クライアントに価値を提供するうえでも良いことはありませんし、結果としてパフォーマンスが落ちて長く働くこともできなくなるでしょう。
そんなときは環境を変えてしまうことが1つの効果的な解決策になることもあります。
相談する相手としてはこちらの記事でも紹介しているアクシスコンサルティングさんがオススメです。
コンサル業界への転職やポスト・コンサル転職に強みを持つ転職エージェントで、長期的なキャリアプランに基づいて提案をしてくださいます。
実際にアクシスコンサルティングさんにアドバイスをいただいたおかげで、筆者「きつね」も道が拓けたという経験があります。
コンサル業界初挑戦の方は、できれば以下の記事を参考にホワイトなコンサルティングファームで慣らすことをオススメします。
その辺りもコンサル業界特化のアクシスコンサルティングさんに相談をすれば実態が垣間見えると思います。
最後に、あなたのキャリアが花開くことを願ってます!
頑張ってくださいね!
今回、筆者「きつね」が実際に読んだオススメの本をご紹介させていただきました。
他にもコンサルタントとして多くの本を読んだなかで、「これは必読!」と感じた本を厳選した紹介記事も書いています!
ぜひよろしくお願いいたします!
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