本記事では、「USJ」や「西武園ゆうえんち」の再建で話題の森岡毅さんの本『苦しかったときの話をしようか』の要約をご紹介します!
本書は森岡毅さんが、就職活動をする娘さんにむけて書いた本です。
『苦しかったときの話をしようか』のタイトル通り、森岡毅さん自身が社会人で「苦しかったときの話」を交えながら、就職活動や転職活動に悩む若者に向けて指針となるメッセージが詰め込まれています。
森岡毅さんが娘さんに語る内容は厳しくも優しい言葉に溢れていました。
本書を読めば、自分のなかにある人生の目的・強みについて気付く機会が得られると思います。
あなたの強みを活かした職業に就職・転職できることは、きっと幸せな日々にもつながるはずです。
少しでも気になった方は、ぜひ本記事『苦しかったときの話をしようか』の要約を読んでください!
ここで質問です。
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苦しかったときの話をしようか|概要・要約
さきほども書きましたが、本書『苦しかったときの話をしようか』は日本最高峰の戦略家・マーケターである森岡毅さんが就職活動をする娘さんに送った本です。
就職活動・転職活動をするうえで、「自身のやりたいこと・強みはなんだろう?」「どういった職業に就けばいいんだろう?」と悩むことは当然です。
本書は森岡毅さんがマーケターとしての知識・経験を活かしながら、強みの見つけ方や自分自身をブランディングする方法を教えてくれます。
『苦しかったときの話をしようか』ポイント要約
- 強みを磨き、プロとして勝負する
- 自分をブランディングして意思決定の指針とする
- 苦しかったときがあったとしても、人生はなんとかなる
苦しかったときの話をしようか|著者|森岡毅
『苦しかったときの話をしようか』の著者はP&G、USJを経て「株式会社刀」を創業した森岡毅さんです。
苦しかったときの話をしようか|著者|森岡毅
- 1972年生まれ
- 神戸大学経営学部卒業
- 1996年P&G入社後、ブランドマネージャーや米国本社にて勤務
- 2010年にUSJ入社後、チーフ・マーケティング・オフィサー、執行役員、マーケティング本部長を務める
- 2017年にマーケティング精鋭集団「株式会社刀」を設立
森岡毅さんの主な著作
- 『USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?』
- 『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門』
- 『確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力』
- 『マーケティングとは「組織革命」である 個人も会社も劇的に成長する森岡メソッド』
- 『苦しかった時の話をしようか ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」』
苦しかったときの話をしようか|目次
『苦しかったときの話をしようか』は305ページの6章構成になっています。
- 第1章 やりたいことがわからなくて悩む君へ
- 第2章 学校では教えてくれない世界の秘密
- 第3章 君の強みをどう知るか?
- 第4章 君自身をマーケティングせよ!
- 第5章 苦しかったときの話をしようか
- 第6章 自分の「弱さ」とどう向き合うのか
苦しかったときの話をしようか|詳細
それでは『苦しかったときの話をしようか』の各章について、要約していきます。
第1章 やりたいことがわからなくて悩む君へ
就職活動や転職活動を進めていると「自分のやりたいことってなんだろう?」と悩むことがあります。
第1章は、やりたいことがわからないと悩むあなたの「道しるべ」となる章です。
就職活動や転職活動を始めれば、自然とやりたいことが見えてくると思ったら、考えれば考えるほど、職業の選択肢を知れば知るほど、何がやりたいのかわからなくなってくる。
きっと、あなたも同じかもしれませんね。
第1章では、「なぜ、やりたいことがわからないのか」という問題の本質が書かれています。
やりたいことがわからない理由は、選択肢を知らないことではありません。
自分の中に「軸」がないのでやりたいことが見つからない・選べないからです。
年収が高い企業を選ぶのも、スキル・経験を得られる企業を選ぶのも、好きな商品・サービスを扱う企業を選ぶのも、あなたの「軸」次第です。
軸を考え抜くうえでは、自身の「強み」を明らかにすること、そして強みを活かせる「文脈・環境」を選ぶことが重要となります。
決して、企業を選ぶことを目的とするのではなく、「強みを活かせる環境」として企業を選ぶ考え方が就職活動や転職活動を成功させる秘訣だと感じました。
社会の評判・評価、自分を偽った就職活動や転職活動ではなく、自分の内面と向き合うことさえすれば、決定的に自分と合わない職業以外の選択は「不正解」ではないとも書かれています。
自分と向き合い、仮説で良いから軸を定め、大まかな方向性を定めることが重要なのですね。
第2章 学校では教えてくれない世界の秘密
第2章は、第3章以降で具体的にキャリアに役立つ話に入る前に、資本主義社会の秘密が語られる章です。
5つのポイントに沿って、資本主義社会の秘密を要約します。
資本主義社会の秘密
- 人間は生まれながらにして不平等
- 資本主義の本質は人間の「欲」をエネルギーにして、労働者を働かせ、資本家が儲かる社会
- 年収は、①[職能の価値]×②[業界の構造]×③[成功度合いによる違い]で決まる
- 資本家に成り上がる(成功報酬として企業の株を持つ)には、①創業者型と②経営改善型がある
- 会社の将来性は、①[需要の持続性]×②[競争優位を維持する構造]で見極める
「人間は平等だ」と道徳的には言われますが、子供のころに気づきますが人間は不平等です。
外見や能力、体質などあらゆる点で不平等です。
だからこそ、①自分の特徴の特徴を理解して、②特徴を磨く努力をして、③特徴を活かせる環境を選択することで、自身の価値を高めていくしかないのです。
その結果として、年収が決まってもきますし、資本家を目指すことも可能となってきます。
年収は「①職能の価値×②業界の構造×③成功度合いによる違い」の組み合わせで決定します。
稼げる業界・将来性のある企業に勤めて、自身の特徴にもとづいて価値のある(需要があり、供給が少ない)職能を磨き続けるようにしましょう。
高年収を得やすい業界としては、IT/通信業界やコンサル業界があげられます。
他にも商社や不動産業界も高年収となります。
職能としては、コンサルタント職やマーケティング職、ITエンジニアは高年収を得やすい職能を磨ける職種となるでしょう。
20代・30代で稼げる業界・稼げる職能を選択しておくことは、生涯年収の観点でも非常に重要となることを知っておきましょう。
ただし、あくまでの自身の強みを活かせて、情熱を持てる仕事を選ばないと、お金のために働く不幸な人生が待っています・・・。
第3章 君の強みをどう知るか?
本章では、キャリア戦略をつくる道筋がまとまっています。
- “どんな状態”であれば幸せになるか「理想状態」から発想する
- 目的を定めることは、キャリア選択における「納得性」と「一貫性」が生まれるという価値がある
- 自分が好きなことをしちえる文脈を「動詞」でポストイットに50~100個くらい書きだす
- 「T(Thinking)」・「C(Communication)」・「L(Leadership)」・「それ以外」と左上に書いた紙を4枚用意する
- 「動詞」ポストイットを、「T」・「C」・「L」・「それ以外」の一番近い系統に貼る
- 「T」・「C」・「L」のうち、もっとも多くのポストイットが集まった系統が「強み」
- 「T」・「C」・「L」の強みを活かせる職業を参考に、働き方を決める
T(Thinking)の人
好きなこと |
考えること、問題を解くこと、人と議論をすること、勝つための作戦を考えること、計算すること、勉強すること、研究すること、分析すること、知ること、予想を立てること |
特徴的な趣味 |
戦略系ゲーム、将棋、チェス、囲碁、読書、プログラミング |
向いている職業 |
ファイナンス、コンサルタント、研究職、各種の士業、アナリスト、マーケティング、企画系 |
C(Communication)の人
好きなこと |
友達が増えること、人と会うこと、話すこと、話を聴くこと、SNSで多くの人と繋がること、人が集まるところに参加すること、人に人を紹介すること、オシャレを楽しむこと |
特徴的な趣味 |
SNS、パーティーやゴルフ、旅行などのイベント、ファッション、グルメ情報 |
向いている職業 |
プロデューサー業、営業職全般、PR/広報、交渉人、広告代理店、ジャーナリスト、政治家 |
L(Leadership)の人
好きなこと |
何かを達成すること、目的を定めて挑戦すること、仕切ること、変化を起こすこと、自分で決めること、人を引っ張っていくこと、責任ある役割を担うこと、人の世話を焼くこと |
特徴的な趣味 |
ランニング、ジム通い、トライアスロン、ストイックなもの |
向いている職業 |
管理職、経営者、プロジェクトマネージャー、プロデューサー、研究開発リーダー |
以上のように、【目的設定→強みの発見→職種・環境の選択】を順番に行うことが、キャリア戦略の大まかな立て方です。
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コンサル転職に特化した転職エージェントに中長期的な転職支援をしてもらうことが、キャリアに関する悩みについての解決策になります。
筆者「きつね」はコンサルタントとして大学卒業からずっと働いてきましたが、30歳を機に転職を考え始めました。
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第4章 君自身をマーケティングせよ!
就職活動・転職活動で面接は避けて通れませんよね。
面接以外にも社会人として働いていると緊張する場面は多くあります。
第4章では、緊張しなくなる方法として「マーケティング手法の活用」が紹介されています。
- 誰に伝えるか(WHO)→何を伝えるか(WHAT)→どう伝えるか(HOW)の順で考える
- WHOやWHATがしっかりしていれば、HOWは一生懸命にやれば問題ない
- WHO・WHATを考えるうえでも役に立つ「MyBrand」を設計する
- MyBrandが自分とは「こういう人間だ」と支えてくれ、キャリア選択の指針にもなる
MyBrandの要素は、以下で成り立っています。
MyBrand設計要素
- 攻略する市場
- ターゲット
- 便益
- Reason To Believe
- 便益を提供する手段
- ブランド・キャラクター
「どの業界や市場で、誰に対して、どのような便益を、どうやって伝えるのか」を自分自身のブランドとして設計しておくことで、就職活動や転職活動で面接をするときも伝えたいことがハッキリとします。
キャリア選択をするときも、自身のブランド設計にプラスとなるかを判断することで、中長期的なキャリア形成にも役立つ考え方なので、20代・30代でMyBrandを設計しておくと良さそうですね。
MyBrandを設計するポイントは4つあります。
MyBrand設計のポイント
- Valuable:価値は充分強いか
- Believable:信じられるか
- Distinctive:際立っているか
- Congruent:自分の本質と一致しているか
作り上げたMyBrandを誰かに読んでもらって、4つの観点で意見をもらうのも良さそうですね。
第5章 苦しかったときの話をしようか
第5章は本書のタイトルにもなっている『苦しかったときの話をしようか』です。
森岡毅さんが苦しかったときの話として、以下の3つのエピソードを伝えています。
- 劣等感に襲われるとき
- 自分が信じられないものを、人に信じさせるとき
- 無価値だと追いつめられるとき
辛いこと・惨めなことがあったとしても「きっと何とかなる」が、この章のメッセージです。
就職や転職をしたばかりのころは、先輩や同期がとても優秀で自分は劣っている人間だと思いがちです。
もちろん就職・転職をしたばかりで慣れていないこともあるでしょうし、周囲の人間が優秀で努力家である可能性もあります。
そんなときこそ、「自分は最後尾からスタートする」と肩の力を抜くことが大事だと書かれています。
貪欲に学びながら、プロフェッショナルとしての責任を果たすことを意識して結果を積み重ねれば、周囲の信用も得られるはずです。
森岡毅さんが実際に体験したエピソードは、確かに辛い経験だったと思います・・・。
気になる方は、ぜひ本書を手にしてみてください!
第6章 自分の「弱さ」とどう向き合うのか
最後は長いキャリアを歩むうえでの「不安」や「弱さ」との向き合い方を教えてくれる章になっています。
- 「不安」との向き合い方:不安の正体は挑戦に対する変化の裏返し。成長し続ける限り、不安に思う必要はない。
- 「弱さ」との向き合い方:自分の弱点を補う仲間の力を活用する術を学ぶこと。目的を追求する仲間と共に、リーダーシップを発揮して前進すること。
- 「行動」を変えるためには:行動はすぐに変わらないと自覚したうえで、望む行動を起こせる確率を上げていく仕組みを考える。
まず、「不安」とは、環境を変えたくないという脳の本能に反するから感じるものだと書かれています。
つまり、挑戦していることの証拠ということですね。
失敗して会社をクビになったとしても、これまで挑戦してきた人なら日本のどこかで生きていけるでしょう。
なので恐れる必要はないとのことです。
確かに、会社なんて星の数ほどありますからね。
不安を感じる自分は安全圏から飛び出して、挑戦していると誇りに思えるようになると強いですね!
苦しかったときの話をしようか|感想
本日は森岡毅さんの著書『苦しかったときの話をしようか』を要約してみました。
感想としては、就職・転職でキャリアに悩むときにはぜひ読んで、自分のキャリア選択の指針や悩んだときの支えとしたい本でした。
特に「T・C・Lの系統」で強みを分析するキャリア戦略の考え方は、大人の自己分析として役に立ちますね!
あと、筆者「きつね」もコンサルタント経験で苦しかったときの話はありますが、森岡毅さんの苦しかったときの話に比べれば、まだ安全圏だったなと感じました。
苦しさの許容量は人それぞれですが、自分と向き合い、前向きに捉える思考が重要なのだと学びました。
以上、就職活動や転職活動のときに読んでほしい本として、森岡毅さんの著書『苦しかったときの話をしようか』をご紹介しました!
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